任天堂は2017年1月13日、同社の新しいゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」に関する発表会を都内で開催し、具体的な発売日や価格、機能などを明らかにした。同年3月3日に、2万9980円(税別)で発売する。2016年10月に製品名や外観、機能の一部を明らかにしていたが、これまで詳細については明かしていなかった。発表会には任天堂 代表取締役社長の君島達己氏が登壇し、Switchをアピールした。

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 発表会ではまず、既発表のSwichの特徴をおさらいした。最大の特徴は、据置型でありながら、携帯型ゲーム機のように持ち歩けることである。本体はタブレット端末のような形状で、家では、テレビなどの外部ディスプレーとHDMIで接続されたドック「Nintendo Switchドック」に挿して利用する。このドックから取り外すと、ゲーム画面は外部ディスプレーから本体のディスプレーに切り替わる。本体の左右両側に、それぞれ脱着可能なコントローラー「Joy-Con(ジョイコン)」を設けた。外した場合は、2つの独立したコントローラーとして機能する。

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 今回新たに各種機能やサービスを明らかにした。ボイスチャットや友達を招待などできるオンラインサービスを始め、秋に有料化するという。また、これまでゲームにはリージョンロックがあったが、Switchでは原則かけないようにしている。Swichは3モードで遊べる。TVモードは、ドックに本体を格納して遊ぶ形態。テーブルモードは本体のディスプレー部を机などに置き、ジョイコンを外してプレーするスタイルである。携帯モードはその名の通り、ジョイコンを本体に取り付けたままで遊ぶスタイルである。