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(出所:グッドフェローズ)
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 太陽光関連のマッチングサイトなどを運営するグッドフェローズ(東京都品川区)は1月10日、稼働済み太陽光発電所のセカンダリーマーケット(中古太陽光発電所市場)に参入すると発表した。同社の運営する土地付き太陽光・風力発電投資物件サイト「タイナビ発電所」をリニューアルし、無料で利用できる「査定・診断サービス」を実装した。

 発電所の配電実績や負荷情報を基に査定額を算出する。また、太陽光パネルやパワーコンディショナー(PCS)の稼働年数やメーカー規格などによる性能品質、設計から実際の施工までの施工品質、各品質診断を基に想定されるリスクなどを評価する。「Web査定」と「訪問査定」の2つのサービスを用意した。

 Web査定では、購入価格、購入年月、売電実績のほか、経年劣化なども加味して短時間で簡易に査定額を算出する。訪問診断は、売却を強く希望する顧客向けで、提携企業が現地に訪問して物件を査定する。査定額の算出のほか、設備維持が可能な年数や設備の性能に関する問題などを診断する。

 今回のリニューアルでは、査定・診断サービスのほかにも「価格」「利回り」でのクイック物件検索が可能になった。また、デザインを刷新し、見やすさや使いやすさを高めた。「インベストメントニュース」では、太陽光・風力発電の投資情報に加えて、新たに不動産投資・株式投資などの投資情報の配信も開始する。

 再生可能エネルギー発電事業計画の事業計画認定物件数は2017年10月12日現在、全国の発電所ベースで15万7831件に達する。同社によると「グリーン投資減税」などの税制優遇を利用して太陽光発電所を保有した企業を中心に太陽光発電所を売却するケースが増えているほか、発電量の実績を確認できる稼働済み発電所を好んで購入する投資家や法人も増えているという。