日本海石油の敷地内のメガソーラー
日本海石油の敷地内のメガソーラー
(出所:JXエネルギー)
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福井油槽所の跡地でも稼働
福井油槽所の跡地でも稼働
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 JXエネルギー(東京都千代田区)は1月10日、富山県と福井県において、メガソーラー(大規模太陽光発電所)が稼働を開始したと発表した。

 いずれも買取価格は36円/kWh(税抜き)で、1月1日に北陸電力への売電を開始した。

 同社は、JXグループの遊休地を活用し、太陽光発電事業に取り組んでいる。今回稼働した2カ所を合わせて、16カ所・合計出力40.6MWの太陽光発電所を運用している。

 富山市では、グループ会社である日本海石油(富山市)の拠点の敷地内において、メガソーラーを稼働させた。敷地面積は3.2万m2である。太陽光パネル出力は約2.8MWで、連系出力は1.99MWとなっている。

 福井県坂井市では、福井油槽所の跡地を活用し、メガソーラーを稼働させた。日本海石油の敷地内の発電所と同じように、敷地面積は3.2万m2で、太陽光パネル出力は約2.8MWで、連系出力は1.99MWとなっている。

 富山市や坂井市は、冬には雪が降るものの、いずれも海岸沿いや海岸付近に立地していることから、積雪は比較的、少ない。そこで、太陽光パネル最低部と地面間の軒高は1m以上としたものの、設置角は10度と、太平洋に近い地域と同じような設置角を選んだ。

 委託したEPC(設計・調達・施工)サービス事業者、採用した太陽光パネルやパワーコンディショナー(PCS)メーカーなどは、非公開としている。