「気仙沼市本吉町太陽光発電所」
「気仙沼市本吉町太陽光発電所」
 (出所:日本アジア投資)
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「一関市藤沢町太陽光発電所」 
「一関市藤沢町太陽光発電所」 
(出所:日本アジア投資)
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「一関市金沢太陽光発電所」
「一関市金沢太陽光発電所」
 (出所:日本アジア投資)
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 日本アジア投資は1月5日、宮城県気仙沼市本吉、岩手県一関市藤沢町、岩手県一関市花泉町金沢(かざわ)の 3カ所にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を完工したと発表した。いずれも太陽光発電事業デベロッパーであるリニューアブル・ジャパン(東京都港区)との協業による案件で、竣工式を開催した。

  「気仙沼市本吉町太陽光発電所」は、出力約1.02MWで、年間約110万kWh、一般家庭330世帯分の消費電力に相当する発電量を見込む。売電価格は36円/kWh(税別)で、東北電力に売電する。EPC(設計・調達・施工)サービスは東芝プラントシステムが担当した。太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。総工費は約3.6億円で、そのうち約8割をプロジェクトファイナンスで調達した。

 「一関市藤沢町太陽光発電所」の出力は約2.27MWで、年間約229万kWh、一般家庭約680世帯分の発電量を見込む。売電価格36円/kWh(税別)で東北電力に売電する(2016 年5月売電開始予定)。EPCサービスは三菱電機システムサービス、太陽光パネルは三菱電機、PCSはTMEIC製を採用する。総工費は約7.3 億円で、そのうち約 85%をプロジェクトファイナンスで調達した(関連記事)。

 「一関市金沢太陽光発電所」は、出力約10.8MWのメガソーラーで、年間約1147万kWh、一般家庭約3300世帯分の消費電力に相当する発電量を見込む。売電価格36円/kWh(税別)で東北電力に売電する。EPCサービスは日立製作所が担当し、太陽光パネルはインリー・グリーンエナジー製、PCSは日立製作所製を採用した。東北に位置するが、立地地域の最深積雪量の平均値は24cmで、積雪量は相対的に多くないことから、架台の設置高を80cm、設置角を15度とした。

 総工費は約33億円で、そのうち約85%をノンリコースローンで調達した。自己資本部分は、日本アジア投資が英バークレイズ・バンク・ピーエルシーを引受先とする第三者割当増資で調達した資金の一部を充てた。ノンリコースローンは、あおぞら銀行と東北銀行によるプロジェクトファイナンスを組成した。