三菱レイヨン(本社東京)は、独SGL Groupの炭素繊維製造拠点である米SGL Carbon Fibers社(以下、SCF社)を買収する。三菱レイヨンの100%子会社である米Mitsubishi Rayon Carbon Fiber and Composites社(以下、MRCFAC社)が、SCF社の親会社であるSGL Technologies North America社から全持分を取得し、2017年4月上旬までに子会社とする予定だ。これにより三菱レイヨンは、風力発電機のブレード(翼)や自動車向けで需要が伸びている高機能製品の供給能力を高め、北米市場における炭素繊維事業の拡大を図る。
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