JREが宮崎県で稼働中の陸上風車
JREが宮崎県で稼働中の陸上風車
(出所:JRE)
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 再生可能エネルギーの開発を手掛けるジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京都港区)は、秋田県沖で最大出力180MW、長崎県沖で同240MWを想定した洋上風力発電所を計画していることが明らかになった。

 2017年12月26日に計画段階における配慮事項を取りまとめた「計画段階環境配慮書」を公開した。

 「八峰能代沖洋上風力発電事業(仮称)」は、秋田県能代市および八峰町の沖合に、定格出力4~8MWの風車を最大45基設置する。2022~2026年度に建設工事を実施し、2027年度に運転開始する予定。

 「西海江島洋上風力発電事業(仮称)」は、長崎県西海市崎戸町江島の沖合に、定格出力4~8MWの風車を最大50基設置する。2021~2025年度に建設工事を実施し、2026年度に運転開始する予定。

 同社は、計画段階環境配慮書の公開に伴い、環境保全の見地からの意見を募集する。両事業とも、計画段階環境配慮書の縦覧期間および意見書の提出締切は1月30日まで。

 秋田県沖では、レノバ、エコ・パワー(東京都品川区)、JR東日本エネルギー開発(東京都港区)の3社が、由利本荘市沖に最大560MWの洋上風力を計画し、2026年の運転開始を目指している。また、長崎県五島市沖では、戸田建設が22MWの浮体式洋上風力の計画を公表している。