胸部X線CTのAxial画像(左図)から、血管を透過させた血管透過画像を生成し、病変が疑われる関心領域を自動抽出する(右図)
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肺結節自動抽出レポートを作成する
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 東陽テクニカは2017年1月10日、ディープラーニング(深層学習)を用いて胸部X線CT画像の読影を支援するソフトウエア「ClearRead CT」を発売する。

 ClearRead CTは米Riverain Technologies社の胸部CT血管透過・関心領域自動抽出ソフトウエア。胸部X線CTの体軸断面(Axial)画像から血管影を透過させて病変を見やすくするとともに、病変が疑われる関心領域を自動抽出する機能を備える。

 ディープラーニングを用いたアルゴリズムにより、胸部CT画像の大部分を占める肺野内の血管を透過し、病変の視認性を向上させる。病変が疑われるあらゆるタイプの結節(充実型/一部充実型/すりガラス型など)を自動抽出でき、その体積や大きさ、濃度を表示可能。これらにより、読影医の読影精度の向上や読影時間の短縮、病変の見落とし防止を支援する。