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冷却シートを額に貼るように使う脳波センサー、阪大

パッチ式でリアルタイムに可視化

2016/01/08 13:45
舟橋 亮人=スプール
パッチ式脳波センサー
パッチ式脳波センサー
生体適合性のある密着性ゲルが付いており、額に密着して脳波を計測する
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 大阪大学は2016年1月7日、「医療機器と同じ計測精度を持つ」(同大学)とするパッチ式脳波センサーの開発に成功したと発表した。冷却シートを額に貼るような感覚で、容易に装着することができるとしている。

 大阪大学Center of Innovation(COI)拠点では、国立研究開発法人 科学技術振興機構のセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラムのもと、子供から高齢者にいたるまで、個人の持つ潜在能力を意欲的に発揮させるための医学・脳科学・理学・工学の産学連携プロジェクトを進めている。

 今回開発したパッチ式脳波センサーはそのプロジェクトのもと、大阪大学 産業科学研究所 教授の関谷毅氏と金沢大学 こどものこころの発達研究センター 教授の菊知充氏を中心とした連携チームが開発した。手のひらサイズで厚みが6mm、重さが24gと軽量ながら大型の医療機器と同じ計測精度を持ち、額に密着させることでリアルタイムに脳状態を可視化することができるという。

 従来の脳波測定は、頭部全体に複数の電極を有線で装着する必要があるなど、装着者への負担が大きいため長時間の装着が難しく、とくに子どもの脳の測定は極めて困難だった。パッチ式脳波センサーは従来に比べて脳波測定が容易であり、多くの脳波データを取得することで、脳と個人の状態との因果関係を解明する助けになることが期待されている。将来的には家庭内で脳波を測定して個人の状態を判断し、その潜在能力を常に発揮させるためのシステムの実現を目指しているという。

 なお、「第2回ウェアラブルEXPO」(2016年1月13~15日、東京ビックサイト)において、今回開発したパッチ式脳波センサーの実機を展示し、技術の詳細を発表する予定。

日経デジタルヘルス Special

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