国産主体の構成でアフターケアに万全
アンフィニでは、自社製パネルに加え、TMEIC製のPCSなど、主要な設備を国産製品で構成することで、稼働後のアフターケアなどの不安がなくなったことから、1500V化に踏み切ったという。
太陽光パネルの直列回路(ストリング)は、1000V仕様では通常、24枚になるが、1500V仕様の場合、32~34枚で構成できるため、工期の短縮やO&Mも効率化できる。
パネル側を高電圧化した場合、出力低下の原因となるPID現象が起きやすくなるとの懸念もあるが、今回、TMEIC技術者と連携して検証した結果、アンフィニ製パネルはPID対策済みのため、問題ないことが分かったという。
アンフィニは2017年7月、福島県楢葉町に新たな生産拠点となる「福島工場」を建設し、国内向けにまず年産100MWを目標に本格稼働に入っている。
同社では、国内で建設するメガソーラーに関しては、国産メーカーの製品を主体に設計することで、稼働後の安定稼働を実現するとともに、国内での雇用創出に取り組んでいる。