「産業褒章」の受章式後の様子
「産業褒章」の受章式後の様子
篠原昌人執行役員・資材部長(出所:TMEIC)
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 太陽光発電用パワーコンディショナー(PCS)大手の東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は、韓国政府 産業通商資源部主催の第54回「貿易の日」記念式において、「産業褒章」を受章したと発表した。2017年12月5日に受章し、記念式には文在寅大統領が出席した。

 TMEICが受章した「産業褒章」は、最上位の「産業勲章」に次ぐ二番目のものとなる。同章を受けた33社のうち、TMEICが唯一の外資系企業となった。

 韓国の貿易の日は、同国と諸外国の均衡発展や貿易立国の意志を固めるために制定された法定の記念日である。韓国が初めて1億米ドルの輸出額を達成した記念として、1964年に制定された。

 TMEICとTMEICの現地法人は、グローバル調達活動の一環として、2004年からパワーエレクトロニクスや回転機に使用する部品(リアクトルやシャフトなど)を、韓国企業から調達している。

 これ以降、韓国企業との取引を継続し、累積の取引額は約300億円に達しているとする。このほか、日韓企業間の交流や協力にも取り組んできた。これらの活動による韓国への貢献が評価され、受章したとしている。

 TMEICでは、今後もグローバル調達を進めながら、顧客の事業活動に利点の多い製品や解決策を提供していきたいとしている。