キヤノングループの東芝メディカルシステムズは2018年1月4日、社名を「キヤノンメディカルシステムズ株式会社」に変更した。栃木県大田原市の本社で同日、記念式典を開催した(関連記事:「キヤノンメディカル」から始まる1年、果たして…)

キヤノンのロゴを背景に挨拶する瀧口氏
キヤノンのロゴを背景に挨拶する瀧口氏
[画像のクリックで拡大表示]

 挨拶に立ったキヤノンメディカルシステムズ代表取締役社長の瀧口登志夫氏は「(東芝が2015年12月に旧・東芝メディカルシステムズ売却を表明してからの)難局を乗り越え、全世界1万人の社員の力を結集して今日を迎えられたことを誇りに思う。我々が100年に及ぶ歴史を通じて大事にしてきた『Made for Life』の理念を、新社名のもとでも実現していくのが使命だ。キヤノンの素晴らしい企業文化を我々のものとし、使命感と責任感、緊張感を持って新たなキヤノンの歴史を築いていこう」と述べた。

鏡割りの様子
鏡割りの様子
[画像のクリックで拡大表示]

 キヤノンメディカルシステムズは2016年12月にキヤノングループ入り(関連記事)。統合作業や、社名変更に伴う医薬品医療機器等法(薬機法)などの法規対応を進めてきた。今回、諸手続きが完了したことを受けて社名を変更し、「名実ともにキヤノングループ入りした」(瀧口氏)。

 キヤノンは、ヘルスケアITや画像診断システムなどのメディカル事業を、将来の成長を支える大黒柱と位置付ける(関連記事)。2017年4月にはメディカル事業本部を新設し、キヤノンメディカルシステムズ社長の瀧口氏を本部長に迎えた。

約1000人が集まった本社従業員の記念撮影。「Made for Life」の掛け声とともにこぶしを突き上げた
約1000人が集まった本社従業員の記念撮影。「Made for Life」の掛け声とともにこぶしを突き上げた
[画像のクリックで拡大表示]

 4日の式典には、本社従業員約1000人が参加。瀧口社長の挨拶の他、鏡割りやキヤノンロゴの除幕式、大田原市長の津久井富雄氏による祝辞などが執り行われた。