インドネシアの電機メーカーであるPT Len Industri社は2015年12月27日、インドネシアで初となる太陽光発電所が完成したと発表した。
ティモール島の東ヌサ・トゥンガラ州内のCentral Kupangに立地する。面積は7.5ha。出力は5MWとなる。
竣工式には、インドネシアのジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領が出席した。
PT Len Industri社は、太陽光パネル2万2008枚を供給した。同社製パネルを含む地元産部材の採用比率は69%以上としている。
1日の平均発電量は25MWh、月間では750MWhを見込んでいる。この発電量は、従来のディーゼル発電に使う燃料を、月22万5000リットル節約できる量に相当するとしている(ディーゼル発電の平均発電量は0.3リットル/kWhで換算)。
現状のディーゼル燃料の価格である、1リットル当たり8.500ルピア(約72.45円)で換算すると、月19億ルピア(約1600万円)の燃料代の節約につながるという。
投資額のうち、750万米ドルをBank Mandiri社が融資した。
東ヌサ・トゥンガラ州では、さらに出力5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を導入する計画を持つ。