米Texas Instruments(TI)社は、待機時の消費電力を抑えたハーフブリッジLLC共振回路対応の電源制御IC「UCC256301」を発売した。待機時の消費電力は、安定化出力制御時でも40mW以下であり、力率改善(PFC)機能がオンの状態でも75mWに抑えられるという。このため、米エネルギー省(DoE)が定めるエネルギー効率基準「レベルVI」や、EU(欧州委員会)が定めたエネルギー効率に関する行動規範(CoC:Code of Conduct)の「ティアー2」をクリアできるとする。負荷状態が10%の「軽負荷時」でも、変換効率は90%以上が得られる。薄型テレビや家庭用ゲーム機などに搭載するスイッチング電源やACアダプター、電動工具、LED照明器具などに向ける。
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