米Vicor社は、48Vの電源バスから1V程度の低い電圧に直接変換して、CPUやGPUなどに給電する用途に向けた新しい電源方式「PoP(Power on Package)」を開発した。AIや機械学習、ビッグデータ解析などの用途に使われる高性能なCPUやGPU、ASIC(いわゆるXPU)に電力を供給する用途に向ける。同社によると、「こうした用途では、XPUに求める性能が高まっているため、供給電流は200〜400Aに向上しており、2018年には600〜800Aに高まる見込みだ」という。このため、XPUの近くに配置したPOLコンバーターとXPUを結ぶ数mmの電源配線での消費電力が大きな問題になりつつある。この問題を解決するのが今回開発したPoPである。
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