旭化成エレクトロニクスは、モーター制御用途に向けた16ビット分解能のアナログフロントエンド(AFE)IC「AK9242NK」を発売した。同社が「ZDS(Zero Latency Delta Sigma) ADC」と呼ぶA-D変換器を2チャネル分集積したほか、それぞれのチャネルに計装アンプやトランスインピーダンスアンプ(TIA)、プログラマブル利得アンプ(PGA)、低域通過フィルターなどを搭載した。入力部のアンプは、計装アンプもしくはトランスインピーダンスアンプのどちらかを選択できる。このため、電圧出力のセンサーのほか、電流出力のセンサーも直接接続することが可能だ。さらに、プログラマブル利得アンプを内蔵したため、用途に応じて入力電圧範囲を変更できる。パッケージは、実装面積が4mm×4mmと小さい24端子QFN。小型パッケージに多くの機能を搭載したため、プリント基板上の実装面積を削減できる。モーター制御に向けたエンコーダーのほか、電流計測器や小型計測器などに向ける。
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