米Analog Devices社（ADI）は、高精度なジェスチャー認識を可能にする単一点検出の光センサー「ADUX1020」を発売した。1個の光センサーを使ってジェスチャー認識のほか、対象者の位置や近接距離などを測定することが可能だ。同社によると、「従来、同種の製品では、複数の光センサーで異なる角度から測定し、それらの測定結果を使って解析することで対象者を認識する方式を採用していた。しかしこの方式では、解析が難しく、誤差が発生していた」という。今回は、単一点検出を採用することで、こうした問題を克服したとしている。さらに、1個のセンサーで済むため、信頼性の向上のほか、部品点数やコストの削減を実現できるとしている。携帯型電子機器のジェスチャーによるユーザーインターフェース機能や、産業/FA機器のモニタリング、人間の存在検知などの用途に向ける。
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