米Integrated Device Technology(IDT)社は、幅広い利得制御範囲において高い線形性能が得られるRFデジタル可変利得アンプ(VGA:Variable Gain Amplifier)IC「F1455」を発売した。対応する周波数帯域は1.4G〜2.3GHz。利得の制御範囲は29.5dBと広く、0.5dBステップで設定できる。最大利得は、周囲温度にかかわらず32dBである。線形性能としては、出力の第3次インターセプトポイント(OIP3)が38dBm、出力の1dB利得圧縮ポイント(P1dBO)は23dBmである。同社独自の「KLINテクノロジー」を採用することで、幅広い利得制御範囲で高い線形性能を実現したという。無線通信基地局を構成するトランスミッター(送信)回路に向ける。
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