東芝は、データ伝送速度が5Mボー(標準値)と高く、消費電力が低い車載機器向けフォトカプラー「TLX9310」を発売した。GaAlAs材料を使う赤外光LEDと受光ICを組み合わせたものだ。この2つの構成要素を改良することで、同社従来品に比べると消費電流を約1/4に削減したという。電源電圧範囲は+2.7〜5.5Vで、消費電流は0.3mA(最大値)、入力しきい値電流は1.0mA(最大値)である。このため、車載機器における待機時と駆動時の消費電力を削減できるとしている。車載機器内の信号伝送や、バッテリー・マネジメント・システム(BMS)のI/O信号伝送などに向ける。
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