オーストリアams社は、自動車の機能安全規格「ISO26262」に準拠した磁気ポジションセンサー「AS5170」を発売した。ISO26262で定義された「SEooC（Safety Element out of Context）」として開発された。車載用半導体ICの品質規格「AEC-Q100グレード0」に準拠する。最大の特徴は、フロントエンドのホールセンサー素子から始まり、測定結果を磁界強度の正弦波（sin）ベクトルと余弦波（cos）ベクトルに変換するDSPエンジン、バックエンドのインターフェース端子に至るまでの全データ経路に動作診断機能を搭載したことだ。このため「車載機器メーカーは、ISO26262規格のより高いシステムレベルに準拠できるようになる」（同社）という。ブレーキペダルや、スロットルバルブ、ステアリング用角度センサー、燃料レベル測定システム、2/4WDスイッチ、非接触のポテンショメーターなどに向ける。
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