ロームは、電源の力率改善(PFC)回路に向けたSiC(炭化ケイ素)ショットキー・バリアー・ダイオード「SCS3シリーズ」を発売した、すでに2016年4月に量産を開始している。同社の第3世代に当たるSiCショットキー・バリアー・ダイオードである。第2世代品に比べると、「業界最小の順方向電圧(VF)である1.35V(標準値)を維持しつつ、それと同時に高サージ電流耐量を確保したことが特徴」(同社)という。この結果、サーバーやハイエンドのパソコン、エアコンなどに搭載するPFC回路への適用が可能になったとする。電源回路全体の変換効率を高められる。

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