米Texas Instruments(TI)社は、絶縁型DC-DCコンバーター回路を搭載した+5kV耐圧のアイソレーターIC「ISOW784x」を発売した。SiO2ベースの絶縁バリアー層を使った容量性結合によるアイソレーターである。絶縁型DC-DCコンバーター回路では、絶縁バリアー層の両側にコイルを配置することでトランスを構成し、さらに2次側で検出したフィードバック情報を、絶縁バリアー層を介して1次側に伝達している。アイソレーターは、信号伝送に向けたもので、4チャネル分を搭載した。同社によると、「データ伝送と電源回路の両方で絶縁機能を提供しているため、ディスクリート部品で構成する場合に比べて、部品コスト(BOMコスト)や基板上の実装面積を削減できる」という。FA機器や、電力グリッド向けインフラ機器、モーター制御機器、絶縁型電源モジュール、テスト/計測器などに向ける。
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