東芝は、電流検出抵抗が不要なステッピングモーター用ドライバー(駆動)IC「TB67S508FTG」を開発し、サンプル出荷を開始した。従来は、モーターに流れる電流を検出するために、2個の抵抗を外付けする必要があった。今回は、同社独自技術「ACDS(Advanced Current Detect System)」を搭載することで、この外付け抵抗(電流検出抵抗)を不要にした。さらにパッケージは、実装面積が5mm×5mmと小さい36端子QFNを採用した。このため、電流検出抵抗が必要だった同社従来品に比べると、ドライバー回路全体の実装面積を約66%削減できるという。プリンターやOA機器、監視カメラ、現金自動預け払い機(ATM)、アミューズメント機器、家電機器などに向ける。
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