停電時は太陽光発電+蓄電池で電力を供給
停電時は太陽光発電+蓄電池で電力を供給
(図:シャープ)
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 シャープは、蓄電池と連携し、停電時にも一部冷却機能を長時間維持できる6ドア冷蔵庫「停電モード付プラズマクラスター冷蔵庫(型番:JH-DT55B)」を発売する(発表資料)。太陽光発電システムおよび蓄電池と組み合わせて使い、冷蔵庫のプラグを専用コンセントにさしておくと、停電発生約5秒後に自動で蓄電池から電力が供給される。その際、冷やすエリアを限定することで、電力消費を抑え、停電中でも長時間にわたって冷蔵庫を運転できるようにした。

 新製品に設けた「停電モード」では、冷凍室だけを、冷蔵運転または冷凍運転で冷やす。消費電力を大幅に削減できるため、冷蔵庫全体を冷やす場合は3日間程度だった連続使用時間を延ばせる。同社の試算によれば、停電モードの連続運転時間は、冷蔵運転を選んだ場合で10日間以上、冷凍運転の場合で4日間以上という。なお、地震発生時には揺れを感知して冷蔵室のドアを自動的にロックする機能も搭載した。

 総容量は551Lで、冷蔵室は279L、冷凍室は192L、野菜室が80Lである。年間消費電力量は360kWh。外形寸法は幅685mm×奥行745mm×高さ1820mm。2016年6月15日に発売する。希望小売価格(税別)は48万円。