Cueの製品
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アプリ画面
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 電通系ファンドの電通ベンチャーズ1号グローバルファンド(電通ベンチャーズ)は2015年12月25日、分子レベルのバイオデータを家庭で簡易に分析できるヘルスケア・ソリューション「Cue」(キュー)を開発する米Cue社への出資を発表した(ニュースリリース)。

 Cue社のソリューションは、箱型ハードウエアと診断カートリッジ、データの分析結果を管理するスマートフォンアプリから成る。唾液や血液、粘膜などを少量採取し、検査内容によって色分けされたカートリッジを箱型のハードウエアに差し込む。これにより、ビタミンDやテストステロン、炎症、インフルエンザ、妊娠適性などを手軽に分析できるという。

 今後、各国当局の承認を受ける予定で、欧州や香港では2016年半ば、米国では2016年中、日本では2017年の発売を目指す。将来は、20種類程度の検査項目に対応予定という。