ドイツの太陽光発電事業者であるET Solar社は12月21日、子会社のドイツET Solutions社が、英国で2カ所、合計出力10MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を稼働させたと発表した。

 いずれも地上設置型で、英国の大手太陽光発電事業者のLightsource Renewable Energy社向けに開発した。今回の稼動によって、ET Solar社グループが英国で稼動済みの太陽光発電プロジェクトの合計出力は75MWとなった。

 二つのメガソーラーは、イングランド南東部にあるイーストサセックス州の「Upper Clayhill Farm」と、バッキンガムシャー州の「Church Farm」である。合計年間発電量は、英国の一般家庭約3000世帯の消費電力を十分に賄える量を見込んでいる。

 Upper Clayhill Farmは、家畜の放牧地としても活用されるとしている。太陽光発電とともに、牧草のほか、さまざまな植物も育成される。