従業員の健康増進に全社的に取り組む“ウェルネス経営”に賛同する20社を発起人とする業界団体「ウェルネス経営協議会」は2015年12月21日、東京都内で設立総会を開催した(関連記事1同2)。参画企業28社(12月21日時点)を含む48社で始動する。

設立総会の登壇者の面々
設立総会の登壇者の面々
[画像のクリックで拡大表示]

 座長に島村宜伸氏(日本プロスポーツ協会会長、元文部大臣・元農林水産大臣)、副座長に大河原毅氏(日本フードサービス協会 元会長、日本食レストラン海外普及推進機構 理事長)、顧問に近衞忠煇氏(日本赤十字社 社長)を迎える。事務局長は、FiNC 代表取締役副社長 CAO兼CWO兼ウェルネス経営推進室長の乗松文夫氏が務める。

 設立総会に登壇した島村氏は、ウェルネス経営は「将来に向けて企業経営者が最も取り組まなくてはならない項目。ウェルネス経営がいかに必要かを我々の活動を通じて知ってもらいたい」と抱負を述べた。大河原氏は「ITを使えばさまざまな(健康関連)データが集まる。これをもっと生かそうという趣旨で集まった。広く門戸を開いて自由闊達な取り組みを促したい」とした。