データヘルス・予防サービス見本市のアイ・エム・エス・ジャパン展示ブース
データヘルス・予防サービス見本市のアイ・エム・エス・ジャパン展示ブース
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 アイ・エム・エス・ジャパンは2015年12月15日、データヘルス・予防サービス見本市(主催:厚生労働省)の会場に、「コラボヘルス25(CH25)」を出展した。CH25は健康保険組合の事業運営を支援するシステム。厚生労働省が推進する「データヘルス計画」において、組合を運営する保険者がレセプト、診療情報データなどを抽出・分析して、保険事業をPDCAサイクルで効率化するための機能を備える。2015年12月現在、CH25ユーザーの4保険者が厚生労働省のデータヘルス計画のモデル事業となっており、うち3保険者が先進事例に選ばれているという。

 CH25は、保険者のオフィスに設置したパソコンで稼働する。このため、レセプト、健診結果などのデータをクラウドなどの外部へ持ち出す必要がなく、個人情報漏洩のリスクを低減できることを特徴とする。アイ・エム・エス・ジャパンではCH25の健康指導機能の強化も進めており、健康保険組合の組合員(被保険者)の血圧、心拍数などの生体情報を継続的に収集するウエアラブル機器との連携機能の開発にも着手している。すでにパイロット版の評価を開始しており、「2016年中には実際の指導を担当するパートナー企業と組んで、被保険者への健康指導サービスをワンストップで提供する」(アイ・エム・エス・ジャパン取締役バイスプレジデント新規事業開発本部長の湯田祐一氏)としている。