2015年4月に稼働した「パラカ修善寺太陽光発電所」 
2015年4月に稼働した「パラカ修善寺太陽光発電所」 
(出所:パラカ)
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 駐車場を運営するパラカは12月18日、茨城県かすみがうら市牛渡に出力約1.7MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「パラカかすみがうら太陽光発電所」が完成し、売電を始めたと発表した。3万1020m2の土地を取得し、太陽光発電設備を設置した。総投資額は約6億円で、同額を固定資産に計上する。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、コスモリフォーム(東京都中央区)が担当した。太陽光パネルはシャープ製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を導入した。

 同社は、2013年6月から太陽光発電事業に参入し、かすみがうら市の案件を含めて4サイトで稼働している。4件のうち、2件(「パラカ古川駅前太陽光発電所」、「パラカ水戸駅前太陽光発電所」)は、保有駐車場の一部を活用したもので、両サイトで出力0.94MWとなる。

 また、2015年4月に静岡県伊豆市に稼働した出力1.2MWの「パラカ修善寺太陽光発電所」と、今回、竣工した、「パラカかすみがうら太陽光発電所」に関しては、新たに土地を取得して、メガソーラー事業を始めた。

 同社は、2014年12月末現在、全国で1477カ所、2万999車室の駐車場を運営しており、そのうち112カ所、3502車室分、約2万5000坪(8万2500m2)の駐車場用地を保有駐車場として自社所有している。保有駐車場は、「交通インフラ」への投資と位置付けており、太陽光発電事業については、「エネルギーインフラ」への投資と考えている。