出力1.864MWのメガソーラーを備える
出力1.864MWのメガソーラーを備える
GLP八千代の外観(出所:グローバル・ロジスティック・プロパティーズ)
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 シンガポールの物流施設開発・運用企業であるグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)の日本法人は12月17日、千葉県八千代市に建設した物流施設「GLP八千代」の竣工式を開催したと発表した。

 八千代市吉橋に立地し、総延床面積7万1939m2、4階建ての物流施設である。米国グリーンビルディング協会が普及を図る建物環境認証制度LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)の予備認証を取得し、GOLDと呼ばれる認証の取得を目指している。

 屋上には、太陽光パネルを設置している。出力は1.864MWとなっている。太陽光パネルは中国インリー・グリーンエナジー・ホールディング製を採用した。パワーコンディショナー(PCS)については、非公開としている。

 複数のテナントの入居を想定している。ダイレクトメールの配送を手掛ける興伸(東京都江戸川区)の入居が決まっているほか、複数の企業と賃貸借契約の交渉中とする。

 GLP八千代は、カナダの公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード(CPPIB)と、2011年8月に立ち上げた折半出資による合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」の、日本における9件目の開発物件という。

 GLPは現在、千葉県内で18棟の施設を運営しているほか、4件の物流施設を開発中。GLP八千代の設計・施工は、奥村組が担当した。