22回目を迎えたアジア最大級のディスプレー国際会議「International Display Workshops(IDW)」。今年(2015年)は、琵琶湖のほとりにある大津プリンスホテルで12月9日から3日間開催された(図1)。論文数は基調/特別講演4件、招待論文102件、口頭発表145件、ポスター発表220件、合計471件と例年並みの量と質を維持している。すべての発表会場が1つのフロアーに並んでいるので、さまざまな発表を聞き歩くのには大変便利な会場である。

 最寄りのJR駅からのアクセスがあまり良くないため、大津駅から会場までの無料シャトルバスが増発されており、京都駅周辺に宿泊して通う参加者も多いようである。京都駅から会場までは30分程度。海外からの参加者にしてみれば、京都で開催されているのとあまり変わらないように感じるのかもしれない。

図1 会場の大津プリンスホテル
図1 会場の大津プリンスホテル
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 ホテルタワーの客室はすべてレイクビューになっており、宿泊者は琵琶湖の美しい景色を堪能できる。特に上層からの眺めは夜景も含めて一日中素晴らしい。

 以降では、IDW初日の基調講演/特別講演について、講演順に紹介する。