稼動した「いちご山口秋穂西ECO発電所」 
稼動した「いちご山口秋穂西ECO発電所」 
(出所:いちごECOエナジー)
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 いちごグループホールディングス傘下のいちごECO エナジー(東京都千代田区)は、山口市秋穂西の埋め立て地に「いちご山口秋穂西ECO発電所」が竣工し、12月7日に売電を始めたと発表した。出力約1.24MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)となる。

 1万9815m2の事業用地に中国インリー・グリーンエナジー製の太陽光パネルを4872枚設置した。EPC(設計・調達・施工)サービスは東芝プラントシステムが担当した。パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 年間の予測発電量は、約147万9000kWhを見込んでいる。これは、一般家庭約410世帯分の年間消費電力に相当する。

 いちごECOエナジーは、現在、31カ所(106MW)の太陽光発電所の開発案件を確定させ、計画通り進めている。31案件が計画通り20年間、稼働した場合の将来収益想定(営業収益-減価償却費)は20年間で合計約362億円を見込んでいる。この予想値は、事業計画策定に際し、技術コンサルタントが作成する超過確率50%での予測発電量である「P50」をベースに試算したものという。