太陽光パネルメーカーのカナディアン・ソーラーは11月19日、子会社の再生可能エネルギー発電事業者である米Recurrent Energy社が、出力100MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトに関し、米GE Energy Financial Services社と租税投資協定(tax equity investment commitment)を結んだと発表した。

 対象となるのは、米カリフォルニア州で開発する出力100MWの「アストリア・ソーラー・パワー・プロジェクト(Astoria solar power project)」となる。

 Recurrent Energy社は、プロジェクトの経営メンバーとなり、メガソーラーを所有、運営する。

 Santander Bank社が、合計約2億6000万米ドルの建設債務、信用枠供与、back-leveraged term loan facilityと呼ばれる設備投資向け融資の主幹事を務めた。同社と、NORD/LB社、Rabobank社、Key Bank社、CIT Bank社との5社の銀行団によるもの。

 同プロジェクトは、カリフォルニア州カーン郡に立地し、2016年第4四半期に商業運転を開始する計画。パワーコンディショナー(PCS)は、米ゼネラル・エレクトリック(GE)製の1500V対応機を46台導入する。

 稼働後の年間発電量は、現地の一般家庭約3万3250軒の消費電力を賄うのに十分な量を見込んでいる。発電によって生じる「再生可能エネルギークレジット(renewable energy credits:RECs)」は、電力購入契約に基づいて売却される。

 同プロジェクトは、同規模の「アストリア 2・ソーラー・プロジェクト(Astoria 2 solar project)」と合わせた、合計出力約200MWのプロジェクトの半分を担っている。