自然電力(福岡市中央区)は11月30日、北海道亀田郡七飯町で「大沼太陽光発電所」の建設に着手したと発表した。出力1.8MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)で、9月9日に着工しており、2016年2月に完成する予定。

 発電事業主である、一般社団法人・大沼太陽光発電には、今回のプロジェクトを企画・開発した富士製作所と自然電力などが匿名組合出資した。自然電力が北海道で所有する初めての太陽光発電所となる。

 プロジェクトファイナンスを組成し、三菱電機クレジット(東京都品川区)から融資を受ける。金融機関からは融資を受けず、ノンバンクからの資金調達を中心に事業資金を賄うのは珍しい。

 EPC(設計・調達・建設)サービスは、北弘電社が担当し、完成後のO&M(運営・保守)は、juwi(ユーイ)自然電力オペレーションが担う。年間発電量は、1913MWhを見込んでいる。