2014年3月26日にCYBERDYNEが東京証券取引所マザーズ(東証マザーズ)に株式上場した際の様子
2014年3月26日にCYBERDYNEが東京証券取引所マザーズ(東証マザーズ)に株式上場した際の様子
[画像のクリックで拡大表示]

 CYBERDYNEの「ロボットスーツHAL」が、日本国内で医療機器としての製造販売承認を取得した。「ロボットスーツHAL医療用(下肢タイプ)」について、2015年11月25日付で厚生労働省の承認を取得したと同社が発表した(ニュースリリース関連記事)。今後、「保険適用を受けるための申請手続きを行う」(同社)予定だ。

 ロボットスーツHAL医療用(下肢タイプ)は、患者に装着して下肢の動作を補助し歩行運動を繰り返すことで、歩行機能を改善する。治験を通じ、緩徐進行性の神経・筋疾患患者への安全性と進行抑制効果が認められたことで、ロボット治療機器として日本初の承認取得に至ったという。

 2015年3月25日の申請から8カ月でのスピード承認。2014年9月からは、脊髄疾患への適応拡大を目指し、主に痙性のある対麻痺症に対する治験を実施している。