「つたえるアプリ」の利用イメージ
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 ウェルビーは、がん患者向けの症状記録アプリ「つたえるアプリ~つらさを和らげるために~」を、塩野義製薬と共同でリリースした。がん患者が治療中に、身体と心に起こるさまざまなつらさを記録し、医療従事者へ伝えることをサポートするスマートフォン用のアプリである。

 本サービスは、ウェルビーのPHRプラットフォーム上に構築。患者の記録内容や履歴は、ウェルビークラウドサーバーで保存・管理される。iOSとAndroidの両方に対応し、無料でダウンロードできる。

 主な機能は「記録する」と「つたえる」の2つ。記録するでは、毎日の痛みやだるさ、吐き気など計18種類の症状を、「ない(=0)」~「最もひどい(=10)」のスケールや「あり/なし」で記録する。「追加の治療希望の有無」や「気になることのメモ」を登録できるほか、設定した症状が記録されると内容に応じて次回の受診や電話相談の検討をおすすめするアラートが表示される。

 つたえるでは、記録した症状とメモをグラフや表で表示。クラウドサービス「Welby」の「マイカルテ」機能からA4サイズのレポートに出力、印刷できる。さらに、症状の解説や医療従事者への使え方などもアプリ内で学べる。