ドローンによる太陽光パネル検査サービスの全体イメージ
ドローンによる太陽光パネル検査サービスの全体イメージ
 (出所:ソフトバンク・テクノロジー)
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 ソフトバンク・テクノロジー(東京都新宿区)、エナジー・ソリューションズ(東京都千代田区)、サイバートラスト(東京都港区)、ユビキタス(東京都新宿区)は10月29日、4社合同で、ドローン(無人小型ヘリコプター)による太陽光パネル検査サービスの提供に向け、システム開発を本格化すると発表した。

 検査サービスのイメージを以下にように公表した。赤外線カメラを搭載したドローンを自動航行させる。出力1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の場合、約20分で全パネルを撮影し、データベースに蓄積する。撮影データはクラウドを活用することでほぼリアルタイムで解析し、オンラインで事業者に報告するーー。

 こうしたシステムによって、1日で複数の太陽光発電所を検査することも可能になり、検査コストは従来の半分から3分の1に削減できると見ている。

 4社は10月19日、クラウド上で膨大なデータを蓄積・解析し、サービスとして提供する「セキュアIoTプラットフォーム」を共同で構築することに合意していた。ドローンを用いた太陽光パネル検査サービスはその第1弾となる。今後、太陽光発電所の保守・メンテナンスを義務化する動きがあり、その前に検査サービスの開発を急ぐ。