TMEICの開発した2MW級のエンクロージャ 
TMEICの開発した2MW級のエンクロージャ 
(出所:東芝三菱電機産業システム・TMEIC)
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 東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は11月19日、大容量の太陽光発電システム用パワーコンディショナー(PCS)3台を1基で収納できる、2MW級の筐体(エンクロージャ)を発売すると発表した。

 TMEIC製のPCS(PVL-L0665E・出力665kW機)を3台収納することで、1.995MW分のシステムを1基の筐体で実現できる。高圧連系システム用に採用した場合、設置面積を効率的に活用でき、導入設備費と現地工事費のコストを削減できる。

 出力665kWのPCSを2台と1台 で別に収納した場合に比べると、収納効率は106kW/m2から125kW/m2に18%向上するという。

 新開発の2MW用筐体には、エアコンが装備され、室内機・室外機との配管、配線も工場で完結したうえで、現地に一体搬入できる。また、輻射熱を遮断する構造なので、エアコンの冷却損失を低減する効果もある。

 外形寸法・重量は、7800㎜(W)×2300㎜(D)×2900㎜(H)、約9000kgとなる。