「ミドルソーラー向けパッケージ」の構成イメージ 
「ミドルソーラー向けパッケージ」の構成イメージ 
(出所:NTTファシリティーズ)
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 NTTファシリティーズ(東京都港区)は11月19日、出力規模1MWまでの太陽光発電システムの主要設備をパッケージ化して販売すると発表した。太陽光パネル、架台、小型パワーコンディショナー(PCS)のほか、監視計測装置、受電設備をセットで提供する。設置する敷地面積などに合わせて柔軟に対応でき、低コスト化が可能という。

 出力50kWから1MW程度までの太陽光発電所は、「ミドルソーラー」と呼ばれることがある。NTTファシリティーズでは、このクラスの発電所は今後、市場拡大が見込まれると見ている。主要物品を組み合せた「ミドルソーラー向けパッケージ」によって、コストを低減し、設計・調達を簡略化することで、同市場を開拓する。

 採用したユニット架台は、列数を自由に組み合わせられ、敷地形状に合わせて太陽光パネルを効率的に配置できるという。また、小容量PCSの台数を変えることで合計容量を調整する。PCSは、屋外仕様のため、空調設備や接続箱が不要になる。同社製のシステムで比較すると、従来に比べて構築費を約1割低減(出力300kWの場合)できるという。