「道の駅 くみはまSANKAIKAN」の外観 
「道の駅 くみはまSANKAIKAN」の外観 
(出所:京丹後市)
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「道の駅 くみはまSANKAIKAN」に設置した太陽光パネル 
「道の駅 くみはまSANKAIKAN」に設置した太陽光パネル 
(出所:京丹後市)
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「ソーラーサイクルステーション for EV」の仕組み 
「ソーラーサイクルステーション for EV」の仕組み 
(出所:京丹後市)
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 京都府京丹後市は11月20日、市内3カ所に電気自動車(EV)向けの充電スタンドを設置したと発表した。3カ所のうち、2カ所には、太陽光発電設備と蓄電池を備え、災害時に非常用電源として活用できる。

 同市では、観光客と住民の利便性を向上し、クリーンエネルギーを活用した多様なサービスを地域展開するため、道の駅などの公共スペースにEVなど電動車両向けに充電スタンドの設置・整備を進めている。今回の3カ所のほか、年内にさらに4カ所に設置する。

 今回、太陽光と蓄電池を設置したのは、「道の駅 くみはまSANKAIKAN」と「宇川温泉 よし野の里」の充電スタンドになる。災害時などに太陽光発電システムと蓄電システムを自立運転させ、電力を供給できる。加えて、電源(USBポート付OAタップ)、ラジオ、懐中電灯、軍手(10セット)を備えた「災害対策BOX」も常備した。災害発生時に系統が停電しても太陽光の電気で携帯電話とスマートフォンを充電できる。

 京セラと京セラコミュニケーションシステム(KCCS、京都市伏見区)の共同開発した「ソーラーサイクルステーション for EV」を採用した。ニチコン製の定格出力30kWの急速充電器、容量7.2kWhの蓄電システム、京セラ製の多結晶シリコン型太陽光(3.2kW)などからなる。ステーション整備は、KCCSとニチコンが企画・設計し、オステム(京都市伏見区)が施工を担当した。