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 スウェーデンVolvo社は2015年11月18日、ロサンゼルスモーターショー2015で、自動走行車の内装コンセプト「Concept 26」を発表した。現行車のSPAプラットフォーム上に自動走行車用の内装を構築した。

 日常生活に溶け込んだ高級自動走行車のデザインスタディとなる。自律走行車に乗った時にどのように過ごしたいか、人々のニーズに合わせて内部構造を変えられるようにしたのが特徴である。

 Concept 26 の“26”という数字は、米国の通勤での平均運転時間が26分であることに由来する。年間数百時間も通勤の運転に費やしていることになる。同社の研究では、人々は休日など運転を楽しむ状況もあるが、毎日の通勤での運転はストレスに感じ、特に大都市圏ではフラストレーションがたまる原因になっている。

 安全な自動走行が可能になると人々は様々なことをしたがるという。こうした状況に対応するため、ドライブ、クリエイト、リラックスの三つのモードを設定し、自分で運転するか自動走行機能に任せるか、自動走行時に何をするかという選択肢を提供する。