医療機器の関連展示会である「メディカルクリエーションふくしま2015」が、2015年11月11~12日の2日間、福島県郡山市で開催された。今回で11回目となる。今年は、医療関連産業分野において、福島県と連携強化の覚書を締結しているドイツのノルトライン-ヴェストファーレン(NRW)州の医療機器関連企業を含め、過去最高数となる235企業・団体が出展した。

 福島県は、約10年前から医療分野への新規参入促進を目指し、「うつくしま次世代医療産業集積プロジェクト」を実施。東日本大震災後も、復興計画の重点プロジェクトとして、医療機器分野の産業集積を進めてきた。同県は、オリンパスといった医療機器を手掛ける大手企業の生産拠点があることから、消化器内視鏡において世界シェア70%を誇る。

 福島県の支援を受けているCYBERDYNEの「ロボットスーツHAL」をはじめとしたロボット機器の展示・体験や、郡山市に来秋開所する予定の「ふくしま医療機器開発支援センター」に関するセミナーなどが開催された。その模様をお伝えする。