健康コーポレーションとRIZAP(ライザップ)、ソフトバンクは、IT・通信およびヘルスケア領域を中心とする分野において協業体制を構築することで合意した。遠隔でも受けられるRIZAPのサービスや、ヘルスケアデバイスなどの共同開発を進める。

 今回の合意では、RIZAPが持つ運動指導や栄養指導などのノウハウと健康コーポレーションが有するマーケティング力、ソフトバンクのIT・通信技術を組み合わせる。それぞれが展開する事業を活用した「ヘルスケア・プラットフォーム」を開発し、これをベースにさまざまなヘルスケアサービスを提供していく。

 具体的には3つのサービス開始を予定している。

 第1は「IT・通信技術を活用し遠隔でも受けられるRIZAPのサービス」を共同で開発。ITとリアルな接点を組み合わせた新しいビジネスモデルを、2016年春を目処にリリースする予定。

 第2は「ヘルスケア関連デバイスの共同開発と活用」として、ソフトバンクとRAIZAPが共同でヘルスケアデバイスを開発。ユーザーへの利用を促進し、RAZAPのサービス実現を目指す。

 第3は、「ヘルスケアビッグデータの解析・活用」のためにRIZAPのヘルスケアビッグデータとソフトバンクの企業向け情報プラットフォームを活用、健康問題の解消に貢献するための研究に取り組む。さらに、人々の「健康」をテーマに取り組む企業との連携をオープンに進め、効果的な健康増進につながる新しいヘルスケア・プラットフォームを開発するという。