完成した物流施設「SGリアルティ東松山」 
完成した物流施設「SGリアルティ東松山」 
(出所:SGリアルティ)
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 SGホールディングスグループで不動産の賃貸・管理・開発事業を展開するSGリアルティ(京都市南区)は、埼玉県東松山市に環境配慮型の物流施設を竣工したと発表した。屋根上に出力約2MWの太陽光発電システムを導入した。

 新設した物流施設は「SGリアルティ東松山」。1階に佐川急便の中継センター機能を持った「東松山センター」、2階に佐川急便の営業所、2・3階に物流倉庫の機能を持たせた。圏央道の開通で、都心へのアクセス性が増したことから、東松山市での建設に踏み切った。

 屋根上の太陽光発電設備は、SGリアルティが建設し、発電事業主となる。太陽光パネルは京セラ製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。年間で216万kWhの発電量を見込んでいる。

 同社は、東松山以外でもすでに太陽光発電システムを導入しており、全国97施設で21.172MWに達する。1拠点に設置した出力容量では、今回設置した「SGリアルティ東松山」の約2MWが最大規模となる。

 「SGリアルティ東松山」は、従業員にとって働きやすい環境にも配慮している。2階部分にカフェをイメージしたリフレッシュルームを併設し、売店を設けて利用しやすい休憩室を設置した。