中国の大手太陽光パネルメーカーであるJAソーラー・ホールディングスは11月10日、フィリピンで最大となるメガソーラー(大規模太陽光発電所)に、同社製太陽光パネル「JAP6-72 310W」を供給したと発表した。

 赤道に近い西ネグロス州カディス市に立地し、出力132.5MWのうち、92.5MW分を供給した。太陽光パネルの納入は、10月中旬に完了した。

 海岸線から約3kmの場所にあり、最大風速56m/秒を記録したこともある土地という。沿岸部のため、風には湿気が多く、塩分も含む。

 このため、耐風圧だけでなく、特定の条件において、太陽光パネルに高い電圧がかかり、出力が大幅に低下するPID(potential-induced degradation)現象や、塩水噴霧腐食性などを考慮した耐候性に優れた太陽光パネルが求められたとしている。