日本ヘルスケア協会の組織概要
日本ヘルスケア協会の組織概要
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 ドラッグストアや医薬品メーカー、医療機器メーカーなど健康関連企業が集い、2015年11月中旬をめどに業界横断型の一般財団法人「日本ヘルスケア協会」を設立する。マツモトキヨシホールディングスや大正製薬ホールディングス、ウエルシアホールディングス、オムロン ヘルスケア、明治などが参加し、2016年4月に活動を本格始動する。始動時までに数百社規模の参加企業を集めたい考え。

 日本ヘルスケア協会は、従来のさまざまな健康増進施策が「ややもすれば観念的、総合的、道徳的なものにとどまっているのに対し、わが国社会の健康インフラを構築するための具体的、個別的、実践的な活動を行う」(同協会 設立準備室)としている。

「産業横断+学会横断」で取り組む

 具体的には、国民の健康増進に向けた仕組みを(1)国内外を問わず調査、分析、研究し、(2)あるべき方向性や政策を取りまとめ、関係行政機関や業界、消費者団体、報道機関などに対して提言するとともに、(3)必要な普及啓発事業、情報収集・提供事業などを実際に遂行する、という。

 同協会は、産業横断による「日本ヘルスケア産業協議会」と、学会横断による「日本ヘルスケア学会」で構成。マツモトキヨシホールディングス 代表取締役会長の松本南海雄氏が、設立時代表理事を務める。オムロン ヘルスケア 代表取締役社長の荻野勲氏なども含む計19人の理事を選出済み。2015年11月後半に開催する第1回理事会において、会長や副会長、日本ヘルスケア学会の各部会長、日本ヘルスケア産業協議会の各部会長などの人事、 各種運営規約などを決定する。