虎の門ヒルズの外観
虎の門ヒルズの外観
(出所:森ビル)
[画像のクリックで拡大表示]
「シティチャージ」のイメージ
「シティチャージ」のイメージ
(出所:森ビル)
[画像のクリックで拡大表示]

 森ビルは10月31日から、ソーラー充電スタンド「シティチャージ」サービスを、東京都港区の虎ノ門ヒルズで開始すると発表した。「シティチャージ」は、太陽光パネルの電気を使いスマートフォンなどを無料で充電できる設備。蓄電池を搭載しており、夜間・雨天時でも充電できる。災害時の非常用電源としての利用も想定する。

 公益財団法人・東京都環境公社と設置事業者であるシャープが連携して実施しており、国内で初めての取り組みとなる。太陽光発電を身近に感じることができるほか、外国人旅行者への「おもてなし」にも配慮しているという(関連記事)。

 森ビルは、スマートエネルギー都市の実現に向け、東京都と東京都環境公社の取り組んでいる再生可能エネルギーの普及啓発に協力し、虎ノ門ヒルズ・ステップガーデンでサービスを提供することになったという。

 虎ノ門ヒルズでの設置は、10月7日に先行導入した、東京都港区の東京タワー前に続き、国内で2カ所目となる。今回、導入した「シティチャージ」は、東京タワー設置後の利用者の声を反映し、雨対策として充電ボックスが自動で閉まる仕様に改良した。

 虎ノ門ヒルズの「シティチャージ」は、2015年10月31日から約1年間、設置する。高さ約3.8m、太陽光パネルの幅は約2.5m。蓄電池は、一人15分間として 60人分を充電できる容量になるという。