伊豆の国市の建設予定地
伊豆の国市の建設予定地
(出所:日本アジア投資)
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 日本アジア投資は、リニューアブル・ジャパン(東京都港区)と協業し、静岡県伊豆の国市北江間(きたえま)で、出力11.3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を開始したと発表した。発電所名は、「伊豆の国市北江間太陽光発電所」となる。2017年6月に完工する予定。

 敷地面積は、約20万8500m2で、地権者は伊豆の国市北江間財産区。EPC(設計・調達・施工)サービスはシャープが担当し、太陽光パネルはシャープ製、パワーコンディショナー(PCS)は富士電機製を採用する。年間の発電量は、一般家庭3800世帯分に相当する約1324万kWhを想定している。買取価格36円/kWhで東京電力に売電する。

 総工費は約40億円。日本アジア投資は、発行済みの新株予約権による調達資金に加え、大手金融機関と地元金融機関によるプロジェクトファイナンスを組成し、融資を受ける計画という。

 日本アジア投資にとって、出力10 MWを超える規模の案件は、今年12 月までに完工予定の岩手県一関市金沢(10.8MW)に続くもので、今後、奈良県吉野町でも29MWの案件を企画している。

 リニューアブル・ジャパンはメガソーラー開発のベンチャー企業で、すでに250MW以上の案件を進めている。日本アジア投資は、リニューアブル・ジャパンに出資するとともに、連携してメガソーラー開発を進めている(関連記事)。