米Apple社は2015年10月22日、中国における炭素排出量を低減する3つの活動について発表した。

 その1つは、Apple社が中国の四川省で建設していた40MWの大規模太陽光発電所(メガソーラー)が完成したという点。「中国におけるApple社のオフィスや小売り店すべての電力消費量を超える発電規模」(同社)という。

 2つめは、同社が中国の北部、東部、そして南部の各地域で計200MWを超える規模のメガソーラー建設を計画しているという点。

 3つめは、中国におけるApple社の製品委託先となるファウンドリーや部品のサプライヤーなどに、工場の稼働により多くのクリーンエネルギーを利用するように仕向ける計画。合計で2GW以上のクリーンエネルギーの導入を目指すという。

 その代表例として、台湾Hon Hai Precision Industry社(鴻海精密工業)の中国法人Foxconn社は中国に400MW規模のメガソーラーを2018年までに河南省などに導入することを決めたとする。まずは、河南省鄭州市にあるFoxconn社のiPhone製造工場の消費電力量をクリーンエネルギーで相殺することを狙うという。