ミシガン州の変速機工場に出力800kWの太陽光発電システムを導入
ミシガン州の変速機工場に出力800kWの太陽光発電システムを導入
導入後のイメージ(出所:GM)
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 米ゼネラルモーターズ(GM)は10月19日、米国ミシガン州にあるトランスミッション(変速機)の工場に、出力800kWの太陽光発電システムを導入すると発表した。

 ミシガン州の太陽光発電関連事業者であるDTE Energy社と提携し、ウォーレン・トランスミッション工場(Warren Transmission plant)に設置する。

 GMでは、2020年までに合計出力125MWのクリーン電力を導入する目標を掲げている。この目標は上回るだろうとしている。

 すでに全世界の19カ所の拠点に、合計出力46MWの太陽光発電システムを導入済みという。

 ウォーレン・トランスミッション工場には、DTE Energy社が4.25エーカーの土地をGMから借り、2800枚の太陽光パネルを設置する。

 稼働後の年間発電量は、南東ミシガン州の一般的な家庭約135世帯の消費電力に相当する、100万kWhを見込んでいる。

 同工場は、前輪駆動車向けの変速機を製造している。GMの人気車や、クロスオーバーSUVと呼ばれる、一般乗用車をベースとするスポーツ用多目的車(SUV)など変速機のほか、2016年型の新たな「Chevrolet Volt」の駆動機構も製造する。