日立製作所は、顧客との“協創”を進めるための方法論「NEXPERIENCE(ネクスペリエンス)」を開発、必要なITツールや空間を備えた「顧客協創空間」を赤坂にある「東京社会イノベーション協創センタ(CSI東京)」に開設した。もともと同社では、同社の持つシステムなどを販売するに当たり、新規のビジネスモデルなどの開発初期の段階から顧客とのワークショップを通じて課題点を共有、解決策を共に探ることで、提供するシステムの質を高めるという手法を取っていた。今回、協創の方法論をまとめ、実現を用意にするITツールを開発、そのITツールを備えた場所を新たに用意したことで、効率の良い顧客協創が可能になったとする。「多くの案件で1年以上かかっていた開発期間を半年程度に半減できると考えている」と、日立製作所 研究開発グループ 東京社会イノベーション協創センタ センタ長の鹿志村香氏は話す。
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